もっと創造的な回答が欲しい!
枝葉が膨らみ過ぎ!
まとまりがない!
期待外れの回答にイライラ😒
そんな経験、あなたもありませんか?
もしかしたら、AIへの聞き方を変えたら激変するかもしれませんよ。
彼らのポテンシャルは半端ないです。
今日は、
・プロンプトの【基本テクニック】
・【実際のプロンプト】
を覚えて帰ってください。
基本のテクニック5つ:
- AIに【役割】を与える
(例:あなたは、〇〇の専門家です。) - 【ゴール】と【制約】を伝える
(例:ゴール:お客さんの納得。制約:〇〇〇) - 骨組みが大事!
- 【段階的】に指示する。
(例:段階的に進めて。テーマ→ 構造など) - AI自身に改善点を挙げてもらう
(例:上記の〇〇に対して、改善点を5つあげて)
【実践】5つの基本テクニック
それでは、5つの基本テクニックの実践例を紹介します。
これらのコツを理解するだけでも、AIとの関わり方が変わるはずです。
① AIに【役割】を与える
AIに〇〇の専門家や役割(例:組織開発コンサルタント、創造的なアーティストディレクター)を与える手法です。
これにより、AIはその役割に応じた知識、キャラで応答します。
出力の質、方向性などをコントロールできます。
AI 活用の精度を高める第一歩です。
例えば、あなたが、「チームのコミュニケーション改善」をしたい場合、
最近、部署内の情報共有がうまくいっていない気がするんだ。
特にリモートワークが増えてから、誰が何を知っているのか分かりにくい。何か改善策のアイデアを出してくれないかな?
→ AIは、どの立場で回答したらいいかわからない。
あなたは経験豊富な【組織開発コンサルタント】です。
最も効果的と思われる施策案とその理由を3つ提案してください。
→ AIの立場しっかり伝わる。
もし、もっと創造的な回答が欲しい場合は、
あなたは【創造性豊かな】な【組織開発コンサルタント】です。今までにない切り口で、
最も効果的と思われる施策案とその理由を3つ提案してください。
と「創造性」、「新しい切り口」などのキーワードを追加します。
この結果、今までにない回答を得られました。今回の場合、
・「チーム・オリジンストーリー」構築ワークショップ
・「コミュニケーション道場の定期開催」~失敗から学ぶ実践場~
・「五感コミュニケーション・ラボ」~言葉を超えた対話~
と、目からうろこのアイデアを手に入れることができました😍
②【ゴール】と【制約】を伝える
AIへの指示が曖昧だと、期待外れの結果になりがちです。
「何をしてほしいか = ゴール」と「守ってほしいルール = 制約」を明確に伝えましょう。
これが良いプロンプトの基本です。
【ゴール】はAIの最終目的地
- 具体的な成果物(「ブログ記事作成」「要約して」「3つ提案して」など)
- 文章の目的(「読者が行動するように」「初心者に分かりやすく」など)
【制約】は守るべき条件
出力の形式、長さ、トーン、内容をコントロールします。
- 箇条書きで
- 文字数は〇〇字以内
- ターゲットは〇〇
- 専門用語は使わない
これらを組み合わせ、具体的に指示することが重要です。
例えば
「新製品Aの特徴を初心者に解説(ゴール) + 800字程度、専門用語なし(制約)」
前回解説した【役割】(①)と組み合わせれば、AIはさらに頼れる相棒になります。
③骨組みが大事!
骨組み、各章、小項目の主要メッセージ骨組みを生成してもらい、よ~く検討します。
これは、AIが指示されたキーワードや文脈から関連性の高い情報を次々に生成しようとする一方で、文章全体の最終的なゴールや論理構成までを常に完璧に把握しているわけではないからです。「木を見て森を見ず」の状態に陥りやすいのですね。
そこで重要になるのが、本格的な執筆をAIに依頼する前の「骨組み」作りです。
骨組みとは、あなたが最終的に伝えたい結論から逆算して設計された、文章全体の「設計図」のこと。具体的には、記事全体のテーマ、主要なメッセージ、そしてそれを支える各章(セクション)や小項目(箇条書きなど)の構成と、それぞれのパートで何を伝えるかの要点(主要メッセージ)を明確にしたものを指します。
しっかりとした骨組みがあれば、AIに指示を出す際の「道しるべ」となり、話が脇道に逸れるのを効果的に防ぐことができます。AIは設定された構成に沿って文章を生成しやすくなり、結果として論理的で一貫性のある、ポイントが明確な文章が出来上がりやすくなります。
プロンプト例:
私は「[テーマ]」についてのブログ記事を、「[ターゲット]」向けに「[目的]」を目的として執筆しています。
つきましては、以下を作成してください。
章構成の目次。
各章には、その目的と内容を説明する解説文を付けてください。
※テーマ、ターゲット、目的を置き換えて使います。
この戻ってきた構成に、あなた目線の経験などを追加したり、余分と感じる部分を削除したりして、文章の構成を考えます。
④【部分ごとに】に生成させる: 長文AIライティングのコツ
一気に数千文字の長文を生成させると、話のトーンが変わったり、内容が脱線しやすくなります😅
そこで、部分ごとに生成させるテクニックです。
具体的には、③で作った骨組み(構成案)に基づき、
「次に、第1章を〇〇という内容で書いて」というように、セクションや項目ごとにAIに執筆を依頼します。
そして、生成された部分ごとに内容を「確認」しながら次の部分の生成に進む、という流れです。
私の感覚だと、一度に生成させる文字量は1000文字前後を目安にすると、質の高い文章を返してくれるように感じます。生成量が多すぎると、指示した内容や文脈から徐々にズレていく傾向があるようです。
まさに、③で作った「骨組み」が、この段階的生成を進める上での確かなナビゲーター役を果たしてくれるわけです。
小さなステップに分け、ステップごとにAIの出力を確認・修正しながら進めるテクニックです。
「次に、第1章を〇〇という内容で書いて」
⑤AI自身に改善点を挙げてもらう
AIが生成した文章や提案に対して、「これで完璧!」と思う前に、ぜひ試してほしいのが、AI自身に改善点や別の視点を挙げてもらうテクニックです。
人間が作成したものでも、AIが作成したものでも、作成者自身では気づきにくい弱点や、考慮漏れがあるものです。そこで、AIに客観的な視点から自己評価させることで、より多角的な検討が可能になり、アウトプットの質をさらに一段階、高めることができます。
例えば、AIが提案した企画案に対して、次のような問いかけをしてみましょう。
- 「この企画案の潜在的なリスクや弱点は何ですか?」
- 「この企画案以外に考えられる、まったく別のアプローチはありますか?」
- 「この文章を、もっと読者の心を動かすように改善するにはどうすればいいですか?」
- 「この提案について、あえて反対の立場から意見を述べてください。」
こうした問いかけに対し、AIは、自身の提案の前提条件を疑ったり、メリットだけでなくデメリットを提示したり、より効果的な表現を提案したりと、あなたが思いもよらなかった視点や気づきを提供してくれることがあります。
これは、AIを単なる文章生成ツールとしてだけでなく、思考を深めるための**「壁打ち相手」や「参謀」として活用する、一歩進んだプロンプト コツ**と言えるでしょう。ぜひ活用して、AIとの共同作業のレベルを引き上げてください。
まとめ:AIを「最強の右腕」にするために
いかがでしたでしょうか。
今回は、AIで文章を生成するための超基本テクニックとして、以下の5つをご紹介しました。
- ① AIに【役割】を与える
- ②【ゴール】と【制約】を伝える
- ③【骨組み】を作る
- ④【部分ごとに】生成させる
- ⑤ AI自身に【改善点】を挙げてもらう
これらは「超基本」と銘打ちましたが、一つ一つを意識して実践するだけで、AIから得られるアウトプットの質は驚くほど向上します。闇雲に指示を繰り返すよりも、ずっと効率的に、あなたの意図に近い文章を手に入れられるようになるはずです。
大切なのは、AIを単なる「自動文章作成ツール」としてではなく、明確な指示と対話を通じて能力を引き出すべき「パートナー」として捉えることです。今回紹介したテクニックは、いわばAIとの良好なコミュニケーションを築くための第一歩です。
ぜひ、今日からあなたの業務や文章作成の中で、これらの「プロンプトのコツ」を試してみてください。最初は少し面倒に感じるかもしれませんが、試行錯誤を繰り返す中で、あなたにとって最適なAIとの連携方法が見つかり、AIはきっとあなたの「最強の右腕」になってくれるはずです。
AIライティングのスキルを磨き、その可能性を最大限に引き出していきましょう!
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